浸透圧ふうこの健康ブログ

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遺伝子組み換えとゲノム編集


スリムでイキイキ活力ある毎日を手に入れて笑顔と豊かさあふれる社会を実現する
パーソナルヘルスコーチ、薬剤師のかわばたふみこです。
 
今日は少し難しいお話ですが
知らない
わからない
と言ってられない状況になってきました。
 
遺伝子組み換えとはAの遺伝子にBの遺伝子を組み込んでしまうもので
 
植物に動物の遺伝子を入れることもできます。
 
一番多いのは除草剤耐性作物(除草剤をかけても枯れない)
 
次が殺虫性を持った作物(虫が食べると消化管が破壊されて死ぬ)
 
現在、除草剤のグリホサートと
蜂の減少の原因に挙げられているネオニコチノイド系農薬は
世界的に使用や販売の規制が急速に強まっていますが、
 

アメリカとカナダの輸入小麦の90%以上からグリホサートが検出されています。
 
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そんな中、安倍政権はネオニコチノイド系農薬、グリホサートの残留基準を相次いで緩和すると共に新規の農薬登録を増やし、グリホサートの大豆の使用基準を『収穫前日まで使用可能』に緩和しました。
 

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日本は世界最大の遺伝子組み換え作物(GM)の輸入国です。
 
現在、日本でGMの表示義務がある食品は
大豆、とうもろこし、菜種、綿実、じゃがいも、甜菜、アルファルファ、パパイヤの8品目とこれらを原料とする加工品。
 
ただし、重量の5%未満のGMの混入は許されています。
 
また組み換えられたDNAとこれによって生じたタンパク質が加工後に検出できない加工食品(植物油、醤油など)、
および遺伝子組み換え飼料で育てられた食肉、乳製品の表示は任意。
 
そのため日本では表示の無い遺伝子組み換え食品が多く流通しています。
 
 
そんな中、ゲノム編集食品が流通する危険が迫ってきました。
 
ゲノム編集とは遺伝子を切るタイプ(ノックアウト)と
切ったところに他の遺伝子を入れるタイプ(ノックイン)とがあり
 
ノックインの場合は遺伝子組み換えと同様に一部には表示義務が課せられ、食品としての安全性審査や環境影響評価が義務づけられます。
 
しかし、ノックアウトの場合は自然界でも起き、従来の品種改良と変わらないとして環境省厚生労働省も規制の必要は無いと決めました。
 
開発されたものの届け出はほぼ任意、罰則も設けませんでした。
 
さらに食品表示は違反しているかどうか検査、確認する方法が無いので、表示の必要は無いとしてしまいました。
 
どんな食品が開発されているかというと
肉厚マダイ、筋肉ムキムキ豚、種なしトマト、高GABAトマト、除草剤耐性ナタネ、高食物繊維小麦、うどん粉病耐性小麦、高収量小麦、変色しないマッシュルーム、ソラニンを含まないジャガイモ、干ばつ耐性トウモロコシ、籾の数や粒の大きさを増したイネなど
 
真っ先に出回りそうなのがアメリカで栽培されている高オレイン酸大豆。
 
サラダ油の原料になる他、日本の場合、豆腐、豆乳、納豆、味噌、醤油などの原料になる可能性があります。
 
アメリカではゲノム編集も有機と認めようとの動きもあり、現在は有機を選べば遺伝子組み換えやゲノム編集を避けられますが、将来的にはそれもわかりません。
 
 遺伝子組み換え食品には発ガン性などが指摘されていますが


ゲノム編集はまだどんな悪影響があるか分かっていません。
 
そう、私達は実験動物と変わらない状況にあるということです。
 
このままで良いのでしょうか?
 
私達に出来る事は何でしょうか?
 
 
 
 
 
遺伝子組み換え食品やゲノム編集食品は食べたくないとの声を広めると共に、せめて私達が選択できるよう、政府に表示や規制を求めることです。
 
そのための署名活動もあります。
『ゲノム編集食品、食べたくない人は今すぐ署名を!(2019.8~)』
 
利用しているメーカーに『ゲノム編集食品は使わないで!』と要望するのも有効です。
 
遺伝子組み換えやゲノム編集を扱わない生協や自然食店を利用したり、
『大豆畑トラスト』運動への参加もお勧めです。

 

 

 

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