「塩分を控えてください」の塩分って?
スリムでイキイキ活力ある身体を手に入れて笑顔と豊かさあふれる世界を実現する
食生活習慣アドバイザーのふみふみです。
今日は塩分のお話。
皆さん、健康診断、受けていらっしゃいますか?
お医者様からこう言われたことがある方も多いんじゃないでしょうか?
「塩分を控えてください!」
日本人は真面目ですから一生懸命お医者様の言うことを守って【塩】を控えます。
が、ちょっと待ってください。
あなたが控えているのは【塩】ですが、お医者様が言っているのは『塩分』なんです。
「えっ!同じじゃないの?」って思いますよね!
はい!同じじゃないんです。
実はお医者様が言ってる『塩分』とは『NaCl(塩化ナトリウム)』の事なんです。
【塩】の中には塩化ナトリウム以外にカルシウム、マグネシウム、カリウム、その他にもたくさんの微量ミネラルが含まれています。
日本は軟水で水にミネラルが少ないので、海の塩からミネラルを補給してきました。
なので塩を控え過ぎるとミネラル不足に陥ってしまう危険があるんです。
ミネラル不足のサインとして最も分かりやすいのが『こむら返り』
寝ていて足がつる方はミネラル不足になっている可能性があるので、ミネラルたっぷりの塩を摂ることをお勧めします。
と言われても、実際どの塩を買ったらいいか分かりませんよね!
なので今日は塩の袋の表示から塩分量やミネラル量の算出法や簡単な見分け方をお教えします。
塩分量の算出方法
NaCl(塩化ナトリウム)は塩素1つとナトリウム1つがくっついて分子になっています。
塩素の原子量は約35.5、ナトリウムの原子量は約23で、これを足すと塩化ナトリウムの分子量になります。
これをナトリウムの原子量で割るって出る数字
(23+35.5)÷23=2.54
この2.54を塩の袋の成分表示100g中のナトリウム量にかけると塩分量が算出できます。
いくつか見ていきましょう。
これは『海の精』という塩です。
栄養表示100g中ナトリウム34gと出ています。
なので34x2.54=86.36(塩分量)
100-86.36=13.64g(ミネラル量)ということです。
これはよく見かける食卓塩ですが、親切に裏の一番下に
『食塩相当量:99.0g』と表示されています。
食塩とは塩化ナトリウムのことで、ほぼ全てお医者様が控えるように言っている塩分ということになります。
(残り1gは水分)
こちらはドイツの岩塩です。
食塩相当量98.0g
スラッシュ/の後の炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムは添加物なので、岩塩ほぼ塩化ナトリウムということです。
(ヨーロッパの水は硬水でミネラルが含まれているので、塩にミネラルがなくても問題はありません。)
原料や製法
また、塩は使う原料や製法によっても違ってきます。
こちらは『粟国の塩』の製造過程です。
このような昔ながらの天日干しや平釜による製造方法だと、海水に含まれているミネラル分を残すことができます。
また、使う海水によって含まれているミネラル分に違いがあるので、どこの海水を使っているのかも重要なポイントです。
一方、 イオン交換、立釜法と書いてあるものはミネラル分を取り除く製法です。
最近は計算しなくても『食塩相当量〇〇g』と表示しているものも多いので、塩を買う時は是非チェックしてみてくださいね。
基本的にはマグネシウム量が多いものがお勧めです。
私たちの体は塩に含まれている微量のミネラルで円滑に動くようになっています。
塩を摂りすぎてもミネラルがあれば体内の塩分濃度を調節してくれるので、さほど気にしなくても大丈夫です。
かえって減塩のし過ぎで透析になる方もいると聞いています。
ミネラルたっぷりの良い塩を使って、しっかり味のある食事をしましょう!
(画像はすべてAmazonさんからお借りしました)
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も~いーくつ寝るとーお正月~♪
2021年も後数日となって参りました。
今年は健康サロンHappy Waveハッピーウェーブを開設させていただき、新たな一歩を踏み出すことができました。
これも応援してくださる皆様のお陰と感謝しております。
これからもますます皆様のお役に立てますように精進して参ります。
来年もどうぞ宜しくお願い致します。
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